基礎知識 
2017.05.16

まずは、ホメオスタシスを発動させないのがコツ

「急激な運動や食事制限(ダイエット)は絶対におすすめしません。それは、からだの危機管理システムであるホメオスタシス(恒常性)を発動させてしまうからです。

ホメオスタシス(恒常性)とは、環境の変化に対して生体の状態を一定に保とうとする機能のこと。たとえば、体温が上がりすぎれば汗を出して熱を下げようとしたり、傷ができれば出血を止め、かさぶたをつくり、やがて治癒するといった、いわばからだの防衛反応です。ダイエットにつきものの「停滞期」「リバウンド」も、実はこのホメオスタシスが関係しています。

過度の運動や無理なダイエットをおこなうと、少ないエネルギーでからだを一定に保とうと、このホメオスタシス(摂取したエネルギーの消費を抑える機能)が起動します。つまり[少なく摂った食事のエネルギーを消費しにくい体質に変わる]=[体重が減らない状態]、これが「停滞期」です。また、過度の運動や無理なダイエットは続きませんから、当然、休んだり止めたりしながら元の食生活に戻ると[多く摂った食事のエネルギーを消費しにくい体質に変わる]=[体重が増える状態]になっていますから、あっという間に「リバウンド」してしまうわけです。ホメオスタシスは、1か月で現在の体重の4〜5%以上体重が減ると発動するといわれています。逆に5%以内に抑えれば停滞期は避けられると考えられています。

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監修

医師: 塚田 紀理
株式会社HMCエデュケーション 代表取締役社長