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2017.05.16

年々低下する、日本人の身体活動量

健康日本21 (厚労省による「21世紀における第2次国民健康づくり運動」)によると、平成9年と平成21年の比較において、15歳以上の1日の歩数の平均値は、男女ともに約1,000歩(1日約10分の身体活動に相当)減少しているそうです。

家事や仕事の自動化、交通手段の発達、高齢化などにより、私たちの身体活動量は年々、明らかに低下しています。その効果についての知識は深まる傾向にあるものの、運動を日常的におこなっている人の割合は、まだまだ少ないようです。

身体活動量を増やすと、生活習慣病(メタボリックシンドロームを含めた循環器疾患・糖尿病など)や加齢に伴う生活機能低下(ロコモティブシンドローム、認知症など)といった将来的疾病のリスクを下げることができます。また、その効果は、がんやメンタルヘルスの一次予防、腰痛や膝痛の改善、風邪(上気道感染症)に罹患しにくくなるなど、健康的な体型を維持することで自己効力感が高まるなど、様々な面で日常生活の質を高めてくれます。

今こそ、無理なく日常生活の中で運動する方法の提供や、そのための環境の整備が求められているのです。

監修

医師: 塚田 紀理
株式会社HMCエデュケーション 代表取締役社長