基礎知識  栄養 
2017.09.25

本当は水も大切な「栄養素」

栄養素とは、人間の生命活動に必要な成分のことですので、その意味では、実は水も不可欠の栄養素です。

人が1日に必要とする水分量は、季節や生活環境、その人の体重や年齢、あるいは身体活動の有無などによって変わります。ただ、普通の生活をしていれば、だいたいだれでも1日2.5Lの水分が失われるといいます。つまり、その分を補給する必要がありますが、1Lは食事から摂取され、0.3Lは代謝水(タンパク質や炭水化物、脂肪などの代謝によって得られる水)として体内で作られますので、飲料水として摂取しなければならない量の目安は1日1.2L。単純に計算すれば、朝、昼、晩にコップ(200mL)2杯の水を摂ればいいことになります。

飲み方のポイントは、喉の渇きを感じる前に摂取すること。喉の渇きは、脱水が始まっている証拠です。また、水分が不足しがちな就寝前後、スポーツの前後・途中、入浴の前後、飲酒中あるいはその後などにも、コップ1杯程度の水分を摂ることもこころがけましょう。ちなみに、喉が渇いたときの人気の飲み物として、お茶やコーヒー、ジュースなどがあります。お茶やコーヒーには利尿作用がありますので、水分補給には適さないのではと言われていましたが、適さないという科学的根拠はなく摂らないよりは摂る方が良いと言われています。また、ジュースは糖分の摂り過ぎに要注意。なお、腎臓、心臓等の疾患の治療中で、医師に水分の摂取について指示されている場合は、その指示にしたがってください。

監修

医師: 塚田 紀理
株式会社HMCエデュケーション 代表取締役社長