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2017.10.16

血液検査で白血球が低いといわれた!5大要因

血液検査で白血球の値が異常だといわれると、もしかして白血病なのではないかと不安になるかもしれません。

もし白血球の値が低いといわれたら白血病よりもほかの原因が考えられます。そもそも白血球値が低いとはどれくらいの数値なのでしょうか。白血球の基準値は3200~8500個/μLといわれています(日本人間ドッグ学会の基準)。白血球の数は日によっても大きく変動しますから、基準値よりも少し低いからといって慌てる必要はありません。しかし、もし白血球の数が血液検査の度に低いといわれる場合は以下の要因が考えられます。

ストレス

大きな病気が原因でなくても白血球は減少します。ストレスを感じる状況が続くと白血球は減少してしまいます。白血球は細菌やウイルスと闘って私たちの体を外敵から守ってくれるものです。ですから白血球が減ってしまうことで、私たちの体は免疫力が弱り、風邪やインフルエンザに感染しやすくなってしまいます。できるだけストレス解消のためにリラックスできる時間を確保するように心がけましょう。

細菌による重症な感染症

先にも述べたとおり、白血球は細菌やウイルスと闘って私たちの体を感染症から守ってくれています。それでも感染症にかかってしまった場合、骨髄で生産される白血球の速度よりも細菌やウイルスと闘って消費される白血球の速度の方が速くなってしまい、白血球の数値は低くなってしまいます。これは一時的なものなので、感染症が治ると白血球の数も元に戻ります。

薬の服用

抗がん剤や鎮痛剤、抗生剤、抗けいれん剤などの薬の服用で白血球の数が少なくなることがあります。人によってはその他の薬の服用でも白血球の数が少なくなることがありますから、薬を内服しているにもかかわらず喉の痛みや悪寒などの症状が現れた場合は、一度医師に相談しましょう。原因となっている薬の内服をやめることで白血球の数は元に戻ります。

膠原病などの病気

膠原病などの自己免疫の病気があると白血球の数は減少します。しかしすべての膠原病が白血球を減少させるわけではなく、膠原病の中でも全身性エリテマトーデス、強皮症、シェーグレン症候群などが白血球の数を減少させ、関節リュウマチや血管炎症候群などは白血球を増加させます。自己免疫の病気があり白血球値が低いといわれた場合は、病気が原因で白血球が減少しているといえます。

肝硬変などの病気

肝硬変があると白血球の数は減少します。肝臓の病気が長期化することで起こる肝硬変ですが、肝硬変になると脾臓が腫れます。そして脾臓の働きが高くなり、白血球を破壊してしまい、白血球の数が減少します。また、白血球だけでなく血小板や赤血球の壊されてしまいます。肝硬変の診断のためにこれら3つの数値を測定します。

最後に・・・

これらの5大要因の他にも、体質的に白血球が少ないという方はいます。白血球値が低いと免疫力が弱まり、感染症にかかりやすくなります。免疫力を向上させるためにもバランスのよい食事や適度な運動、十分な睡眠を心がけましょう。

監修

医師: 塚田 紀理
株式会社HMCエデュケーション 代表取締役社長