基礎知識  血液検査 
2017.10.23

健康診断で血液検査を受けるときの5つの注意点

労働者の健康診断は1年に1回以上受けることが労働安全衛生法という法律で義務付けられているということを知っていましたか。

1年に1回以上健康診断を受けることで、病気になる傾向を早期に発見し、早期解決、早期治療が可能となります。健康診断を受ける際にはさまざまな注意点がありますが、特に血液検査に影響を及ぼしかねない5つの注意点についてご紹介します。

前日の夜9時までに食事を済ます

健康診断の注意書きのところに必ず書いてある項目として、前日の夜9時までに食事を済ませておくというものがあります。早いと夜8時までと書いてあるものもあります。なぜ夜9時以降は食事を摂ってはいけないのでしょうか。正確にいえば、検査の10時間前から絶食し、朝食を食べないことが求められています。血液検査の項目に空腹時血糖というものがあり、検査時に空腹であることで正確な値を測ることができます。検査前日は消化しやすいものを食べて、早めに休むようにしましょう。

前日は脂っこい食事を避ける

検査前日は夜9時までならどんなものでも好きなだけ食べてよいという訳ではありません。脂っこいもの、洋菓子、ラーメン、ファーストフード、スナック菓子等は、血液検査のコレステロール値に影響します。普段からできるだけ控えると良い食品ですが、血液検査前日は特に控えるようにしましょう。

前日は飲酒を避ける

検査前日の飲酒も血糖値やコレステロール値に影響を与えます。また、飲酒をすると食べ過ぎてしまう傾向にあるため、血液検査前日は控えるようにしましょう。さらにカフェインも検査前日から控えたほうがよい飲み物です。検査当日はコップ一杯の水程度は摂取可能ですが、ノンカロリーのものでも糖分が多く含まれているため清涼飲料水は控えるべきです。血糖値に影響を与えてしまいます。

当日はいつも服用している薬は前日までに主治医へ相談し服用を決定する

いつも服用している薬がある方は、当日朝食は抜かなければなりませんが薬を服用することは可能です。しかしその場合は、主治医と相談し、検査終了後に服用しても問題ない場合は、検査終了後に服用することが望ましいといえます。事前に相談して決めておくようにしましょう。また検査の結果に影響を及ぼす可能性がありますから、問診の際に医師に伝えるようにしましょう。

当日生理中であれば問診の際に伝えておく

検査当日でも基本的には健康診断を受けることはできます。尿検査や一部の血液検査は後日行うことになる可能性もありますし、血液検査の結果が貧血とでやすいので、問診の際には生理中であることを医師に伝えておくようにしましょう。

最後に・・・

以上が健康診断で血液検査を受ける際の注意点です。忙しい中で大切な時間を割いて行う健康診断ですから、より正確な数値を測定することで、過去の検査結果や将来の検査結果と比較して自分の健康状態の変化を把握するようにしましょう。

監修

医師: 塚田 紀理
株式会社HMCエデュケーション 代表取締役社長