基礎知識  糖尿病  肝臓  脂質  腎臓  血液検査 
2017.11.02

健康診断の血液検査で分かる5つのこと

健康診断の血液検査を受けてすべての項目の数値が異常なしであることに越したことはありません。しかし、年齢を重ねるにつれて、体の機能も衰えてきますし、長年の生活習慣の結果が数値となって現れてくる場合があります。

健康診断の際に行われる一般的な血液検査ではどのような異常を発見することが可能なのでしょうか。

【健康診断で発見可能な5つのこと】

肝機能の異常

血液検査の検査項目の中でAST(GOT)、ALT(GPT)、r-GTPという項目が異常値をさす場合、肝機能の異常が疑われます。肝機能に異常がある場合、急性・慢性肝炎、肝硬変、アルコール性肝障害などの病気が考えられます。r-GTP値だけが高い場合はアルコールの飲みすぎが疑われます。

腎機能の異常

血液検査の検査項目の中でCRE(クレアチニン)、尿素窒素、eGFR、尿酸などの項目が異常値を示す場合は、腎機能の異常が疑われます。腎機能に異常がある場合、腎不全、閉塞性尿路疾患、脱水、糖尿病などの病気が考えられます。また尿酸値が高い場合は、痛風の発作を起こしやすい状態にありますので注意が必要です。

貧血

血液中に含まれる赤血球の数が少なければ、血液は薄くなり貧血の状態であることが分かります。また、ヘモグロビンやヘマトクリットの数値が低い場合や、血小板の数値が高い場合も鉄欠乏性貧血の可能性があります。必要な栄養素を意識的に摂取して貧血改善に努めましょう。

脂質異常

多くの人が気になるのがこの項目です。中性脂肪や総コレステロール、悪玉コレステロールの数値が基準値よりも高い、もしくは善玉コレステロールの数値が基準値よりも低い場合に脂質異常が疑われます。脂質異常は放っておくと、サイレントキラーとも呼ばれる動脈硬化を引き起こし、心筋梗塞や脳梗塞などの致命的な病気に至りかねない危険な症状です。生活習慣を見直して、早めに対策を講じるようにしましょう。

糖尿病

血糖値やHbA1cなどの数値が基準値よりも高ければ、糖尿病が疑われます。糖尿病かどうかの診断基準は、空腹時の血糖値が126mg/dL以上でHbA1cが6.5%以上です(日本人間ドッグ学会による)。糖尿病が疑われる場合は更に精密な検査を受ける必要があります。

最後に・・・

健康診断で行われる基本的な血液検査の項目でも、ありとあらゆる病気の発見が可能です。血液検査の結果に異常値、あるいは基準値の範囲内ではあるもののギリギリ範囲内であるような項目があれば、症状が悪化してしまわないうちに必要であれば医師に相談したり、生活習慣を見直したりして、数値の改善に努めましょう。また最低でも一年に一回は健康診断を受けて、自分の健康状態を見守るようにしましょう。

ちなみに…日常生活において少しでも気になることがある方は

簡単な検査をオススメします。
健康な方も血液検査を受けることにより、自分では気づかない体の異変が分かることがあります。
また、定期的に検査を受けると、自分の健康状態の管理や病気の早期発見、生活習慣病の予防に
役立てることができます。下記に少しでも当てはまる方は簡単にできる自宅血液検査を行ってみてください!

動脈硬化・心筋梗塞など
生活習慣病が気になるあなたに

検査お申し込みはこちら
監修

医師: 塚田 紀理
株式会社HMCエデュケーション 代表取締役社長