コレステロール  基礎知識 
2017.11.09

LDLコレステロールが低いと危険!?5つのポイント

LDLコレステロール、つまり悪玉コレステロールのことですが、LDLコレステロールが高いと動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞のリスクが高まり危険というのは有名な話です。

しかし、実はLDLコレステロールは低すぎても体にとっては危険な状態となります。なぜそういえるのか5つの注意すべきポイントをご紹介します。

悪玉とはいえ悪者ではない!

LDLコレステロールは悪玉コレステロールとも呼ばれ、悪者のイメージがありますが、実は私たちの体に欠かすことのできない大切な働きを持っています。LDLコレステロールは細胞膜やホルモン胆汁、脳の神経伝達を司る部分の材料になります。ですから、少なすぎると材料不足に陥り、体中の色々な場所に不調をきたすようになります。

 

ホルモンのバランスを整えてくれているLDLコレステロール

男性ホルモン、女性ホルモン、甲状腺ホルモン、副腎皮質ホルモンなど私たちの体は多くのホルモンのバランスが保たれることにより心身ともに健康な状態を保っています。ホルモンの材料であるLDLコレステロールが不足するとホルモンのバランスが崩れ、うつ病などの精神疾患にもかかりやすくなります。

 

細胞を強くしてくれるLDLコレステロール

細胞膜の材料であるLDLコレステロールは十分に体の中に存在することで体の各部分の血管や細胞を強くしてくれます。しかし、その材料が不足すると体の各細胞が弱くもろくなってしまい、細菌やウイルスに侵されやすくなります。そのため、LDLコレステロール不足はガンのリスクを高めるとも言われています。

 

LDLコレステロールが低いと胃もたれの原因に

LDLコレステロールは胆汁の材料ともなります。胆汁は脂っこい食べものを食べたときに脂を分解してくれます。しかし、材料が不足して胆汁の生成が十分に行われないと、脂が分解されず、胃もたれの原因となります。

 

低LDLコレステロールは病気が潜んでいる危険信号かも!

LDLコレステロールを低下させる病気が幾つかあります。甲状腺疾患や肝疾患、吸収不良症候群などがその一例です。これらの病気にかかるとLDLコレステロール値が異常に低くなります。

LDLコレステロールは体が正常に機能するために欠かすことのできない物質です。不足しているとあらゆる疾患にかかりやすくなります。卵やレバーなどのコレステロールを多く含む食材を積極的に食事に取り入れるなどして、コレステロールを増やすようにしましょう。

 

監修

医師: 塚田 紀理
株式会社HMCエデュケーション 代表取締役社長