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2017.12.26

こんな人は中性脂肪が低い!?5大要因

中性脂肪が高いと致命的な病気を引き起こす原因となり危険、ということは周知の事実です。しかし、実は中性脂肪は低ければ低いほど良いというものでもありません。

中性脂肪は筋肉や内臓を動かすエネルギー源の役割があります。もし中性脂肪が低すぎるとスタミナ不足となり疲れやすくなってしまいます。また、体温を一定に保つことが難しいので、寒さにも弱くなります。

中性脂肪の基準値は30~149mg/dLで、29mg/dL以下は「低中性脂肪症」と診断されます(日本人間ドッグ学会の基準)。では、中性脂肪が低くなる原因にはどのようなものがあるのでしょうか?

【中性脂肪が低くなる5つの原因】

過剰なダイエット

女性に多い原因の一つに過剰なダイエットがあります。多くの人の考え方の中に細ければ細いほうがキレイというものがあります。しかし、一日一食しか食べないというものや野菜しか食べないなど過度の食事制限を伴う過剰なダイエットをすることで体に必要な栄養が極端に偏ってしまいます。

そうするとハリのある健康的な肌には欠かせない脂溶性のビタミン類も欠如し肌のツヤが悪くなってしまいます。そして中性脂肪も低くなることからスタミナが不足し、いつも元気のない印象となってしまい美しさとは反対の方向にいってしまいます。

過剰な運動

適度な運動は健康のために欠かせません。しかし、アスリート並みの過剰な運動をする場合は、必要な栄養素を十分に補うように注意する必要があります。過剰な運動により体の中のエネルギーばかりが消費されてしまい、生命維持に必要なエネルギーが不足してしまうことになりかねません。

体質や遺伝

過剰なダイエットもしていないし、過剰な運動もしていないのに中性脂肪が低いという方もいらっしゃいます。その場合考えられるのはもともとの体質、あるいは遺伝ということが考えられます。その場合は、深刻に心配する必要はありませんが、エネルギー源となるような食品を取り入れるように心がけるようにすると良いでしょう。

肝機能障害

中性脂肪が低いと病気が隠れている場合もあります。中性脂肪は肝臓で生成されます。しかし肝機能に異常がある場合は、中性脂肪の生成が上手く行われず、中性脂肪が低い状態になっているのかもしれません。肝機能障害の場合、中性脂肪とともにコレステロール値も低下します。もしこの二つともが低い場合は、肝機能障害が疑われます。

甲状腺ホルモンの異常

甲状腺ホルモンに異常がある場合、新陳代謝が非常に活発になります。そうすると中性脂肪やコレステロールが激減してしまいます。また、自己免疫機能にも支障が出てきます。バセトウ病とも呼ばれている病気です。もしこの病気の疑いがある場合は早めに医師に相談されることをオススメします。

監修

医師: 塚田 紀理
株式会社HMCエデュケーション 代表取締役社長