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2018.01.11

健康診断の検査結果で注目される5大項目の基準値とは?

健康診断の際に行われる検査の結果を見ても、見慣れないアルファベットが並んでいたり、聞き慣れない項目が並んでいたりして、結果が良かったのか悪かったのかがわかりにくいということがあります。

そこで血液検査で多くの人が注目する5大項目の基準値をご紹介します。

【健康診断の血液検査で注目される5大項目の基準値】

血圧

生活習慣病の一つである高血圧症はこの項目で分かります。上の血圧は心臓が収縮しているときの血圧で、下の血圧は心臓が拡張しているときの血圧です。

基準値:収縮期129以下、拡張期84以下(日本人間ドッグ学会の基準)

測定の値は日によっても、状況によっても変化しますので、値が基準値よりも高かった場合は、慌てずに何度が測定してみることが大切です。それでも基準値よりも高いようであれば、高血圧症の兆候ですので医師に相談するようにしましょう。

コレステロール

コレステロールには総コレステロールの量と善玉コレステロールの量、悪玉コレステロールの量の3種類の値があります。

基準値:
総コレステロール140~199、
善玉コレステロール(HDL)40~119、
悪玉コレステロール(LDL)60~119
(日本人間ドッグ学会の基準)

総コレステロール値や悪玉コレステロール値が高いと血管に付着して動脈硬化の原因となります。また、基準値より高い場合は高コレステロール症という疾患です。

中性脂肪

コレステロールと混同されがちな中性脂肪ですが、コレステロールとは違う働きをする脂質です。エネルギーのもととなる物質で体内に必要以上に増えると皮下脂肪や内臓脂肪として蓄えられます。

基準値:30~149mg/dL(日本人間ドッグ学会の基準)

基準値よりも中性脂肪が多い場合は悪玉コレステロールを増加させ、動脈硬化を引き起こす恐れがありますし、多くの生活習慣病を引き起こすリスクが高くなります。

血糖値

空腹時の血液中の糖(ブドウ糖)の量を測ることで、糖が適切にエネルギー源として使われているかどうかを検査します。

基準値:70~99mg/dL以下(日本人間ドッグ学会の基準)

血糖値が基準値を超える場合は糖尿病が疑われるため、さらに詳しい検査を受ける必要があります。血糖値は食後に最も高くなりますが、糖尿病でない人が基準値を大きく超えることはありません。

尿酸

細胞の核となる部分であるプリン体が分解されて老廃物になったものを尿酸といいます。代謝が悪くなるとこの尿酸が排出されずに結晶化し、関節に溜まることで痛風の発作が起こります。

基準値:2.1~7.0mg/dL(日本人間ドッグ学会の基準)

尿酸の数値が基準値より高いと高尿酸血症という病気です。痛風や尿路結石の原因となりますので注意が必要です。

最後に・・・

これらの基準値をもとに、もし基準値内であったとしても基準値ギリギリの場合は、早めに生活習慣を見直して、基準値を超えてしまわないように注意しましょう。

監修

医師: 塚田 紀理
株式会社HMCエデュケーション 代表取締役社長