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2018.01.11

血液検査で尿酸値が高いと言われた!気をつけるべき5つのこと

尿酸とはプリン体が分解された後の老廃物です。通常であれば尿として体外に排出されるため尿酸値が上がることはありません。しかし、代謝異常やプリン体の過剰摂取により血液で高濃度になった尿酸は尿酸塩結晶となって足の親指などの関節に溜まってしまい、痛風発作の原因となります。

尿酸の基準値は2.1~7.0mg/dLです。7.1以上は高尿酸血症といわれ、痛風になる危険が高い状態です(日本人間ドッグ学会の基準)。そこで痛風にならないために尿酸値が高いと言われたら気をつけたい5つのことをご紹介します。

バランスの良い食事を心がけ食べ過ぎない(飲酒は注意)。

プリン体からできる老廃物が尿酸ですから、プリン体を多く含むホルモンやエビ、ビールなどの摂取はほどほどにすることが大切です。しかし、もっと大切なのはバランスの良い食事を心がけ、食べ過ぎないことです。食べ過ぎによる肥満は中性脂肪を高くします。中性脂肪は尿酸の生成を促します。ですから、カロリーの過剰摂取には気をつけましょう。

水分を取り尿を出す。

尿酸は代謝異常で高くなります。尿の排出が増えれば、それだけ外に排出される尿酸の量も増えます。こまめな水分補給を心がけましょう。注意点は水分を多く摂ろうとしてスポーツドリンクなどの糖分を多く含んだ飲料を飲んでしまうことです。糖分の摂りすぎは肥満のもととなります。水かお茶などの糖分の含まれていないものを選びましょう。

毎日少しでも有酸素運動を行う。

有酸素運動は体内の中性脂肪を燃やしてくれます。中性脂肪が減れば、尿酸の生産も抑制されます。注意点としては、運動は運動でも筋肉トレーニングなどの無酸素運動は尿酸を増やしてしまうということです。無酸素運動を行う際は有酸素運動も併せて行うようにしましょう。

禁煙する。

喫煙は尿酸値を上げるだけでなく万病のもとです。中性脂肪や悪玉コレステロールも増やし、血圧も上昇させます。尿酸値が高いと言われたら、これを機会に禁煙をはじめましょう。

リラックスする時間を作る。

ストレスは代謝を妨げます。ゆっくり湯船に浸かる、好きな音楽を聴く、リラックス効果のあるハーブティーを飲む、など自分にとってリラックスできる時間をできるだけ持つようにしましょう。

最後に・・・

以上の5つのことを毎日の生活の中で心がけるだけで、薬を飲まなくても尿酸値は大幅に下げることができます。しかし、どうしても尿酸値が高い状態が続くようであれば、医師に相談し、必要であれば尿酸値を下げる薬を内服するようにしましょう。

監修

医師: 塚田 紀理
株式会社HMCエデュケーション 代表取締役社長