基礎知識  血液検査 
2018.01.15

血液検査で膠原病をチェックする5つの検査項目!

病気発見のプロでもある医師でも発見が難しいといわれている病気の一つに膠原病があります。

リウマチ性疾患、自己免疫疾患、結合組織疾患の3つの疾患が重なって起こる膠原病。風邪を引きやすい、疲れやすいなど初期症状が現れますが、膠原病の特定に至るまでには時間がかかってしまいます。このように診断が難しい膠原病を、血液検査では5つの項目から調べ鑑別していきます。

【血液検査で膠原病をチェックする5つの項目】

赤血球の数

赤血球とは血液の主要成分です。体内で長期的に炎症があると、炎症を抑えるために闘うため、赤血球が不足します。膠原病の症状の一つに赤血球の数が低下し起こる貧血があげられます。

白血球の数

白血球は免疫機能の主要成分です。体内に入ってくる細菌やウイルスと闘う働きをし、体内に炎症があるとその数値は高くなります。基準値よりも白血球の数が少ないときは体内の免疫機能に問題がある可能性があります。白血球の数が少ないときは膠原病の一種である全身性エリテマトーデス(SLE)や関節リウマチなどの病気が疑われます。

血小板の数

出血を止める働きをする成分が血小板です。体内に何かの病気があることでその数値は影響を受けます。膠原病の一種である全身性エリテマトーデス(SLE)を発症すると血小板の数は少なくなります。

CRP(C反応性たんぱく)の値

C反応性たんぱくとも呼ばれるCRPは炎症があるときに現れる物質です。脱水症状や細菌・ウイルスに感染すると現れます。膠原病に罹患している場合、CRPの数値は高くなります。しかし例外として膠原病の一種である全身性エリテマトーデスの場合はCRPの数値に大きな上昇は見られません。

自己抗体

本来、体の外からやってきた敵を攻撃するのが免疫機能ですが、自己免疫機能疾患である膠原病に罹患すると、この免疫機能が自分の細胞や組織を攻撃するようになってしまいます。この自分を攻撃する抗体を自己抗体といい、自己免疫機能疾患がなければ体内に存在しない物質です。自己抗体の有無や種類を検査することで膠原病の診断材料となります。

最後に・・・

膠原病の疑いがある場合はさらに病状を把握する為に血液検査のほかに、体内の炎症部位を判断する為に画像診断や異常があると考えられる体の組織の一部を採取して行う生体検査、腎臓に異常がないかどうかをみる尿検査、心臓の動きを見る心臓検査や腎臓の状態を見る超音波検査なども行われます。膠原病の治療には、複数の科を受診する必要があるため、専門医のいる総合病院などで治療を行うことが勧められています。

ちなみに…日常生活において少しでも気になることがある方は

簡単な検査をオススメします。
健康な方も血液検査を受けることにより、自分では気づかない体の異変が分かることがあります。
また、定期的に検査を受けると、自分の健康状態の管理や病気の早期発見、生活習慣病の予防に
役立てることができます。下記に少しでも当てはまる方は簡単にできる自宅血液検査を行ってみてください!

動脈硬化・心筋梗塞など
生活習慣病が気になるあなたに

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監修

医師: 塚田 紀理
株式会社HMCエデュケーション 代表取締役社長