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2018.01.15

献血時の血液検査で調べてもらえる生化学7項目

日本では年毎に献血に協力する方が減少している傾向にあります。献血を実施している日本赤十字では献血に協力すると、感謝の気持ちとして血液検査を実施しています。

血液検査の結果は後日自宅に郵送で届きます。どうしても家族に見られたくないという方のために献血ルームで受け取ることのできるシステムもあります。献血時の血液検査では、生化学検査7項目と血球計数検査8項目を調べてもらえます。今回は特に生化学検査7項目についてご説明いたします。

【献血時に調べてもらえる生化学7項目】

ALT(GPT)

肝臓に多く存在する酵素です。ALT値が高いと急性肝炎や慢性肝炎、脂肪肝などの病気が疑われます。また、激しい運動後にも一時的に急上昇することもあります。

r-GTP

肝臓、胆のう、すい臓、腎臓に多く存在する酵素です。r-GTP値が高いと閉塞性黄だんや肝炎、アルコール性肝障害などが疑われます。アルコールの摂取量が多いという方は一ヶ月の禁酒である程度数値を下げることが可能です。

総タンパク

血清中には80種類以上ものタンパクが存在し、それぞれの機能を持っています。これらすべてのタンパクが補い合い生命維持に欠かせない働きをしてくれています。総タンパクの数値が高いと肝炎、腎炎、脱水症、肝硬変などの病気が疑われます。

アルブミン

総タンパクの中の半分以上はアルブミンです。病気などで栄養状態が悪くなると減少します。そのためアルブミンの数値が低いと栄養不足や肝障害が疑われます。

アルブミン対グロブリン比

総タンパクはアルブミンとグロブリンに大別されます。健康な人はアルブミン対グロブリンの比率は一定の範囲内です。病気があることでこの比率が変化します。グロブリンは免疫機能と深い関係があります。

コレステロール

血清脂肪の一つです。コレステロールは脂質の多い食事で上昇します。この値が高いと動脈硬化や肥満が疑われます。甲状腺機能障害や胆道、腎臓、肝臓の病気でコレステロール値が変動することもあります。

グリコアルブミン

糖尿病検査の一つで、2009年から導入された検査項目です。過去1ヶ月の血糖の平均値です。グリコアルブミン値が高いと糖尿病が疑われます。基準値は各種機関によって異なりますが注意が必要です(糖尿病症状チェック事務局や糖尿病ネットワークでは 基準値11~16%)

最後に・・・

これらの項目の他に血球計数検査8項目も検査してもらえます。自費で検査をすると1万円以上する効果な血液検査です。なかなか忙しくて健康診断に行けないけど自分の血液状態が気になるという方は健康管理のために献血に協力するという方法もあります。

ちなみに…日常生活において少しでも気になることがある方は

簡単な検査をオススメします。
健康な方も血液検査を受けることにより、自分では気づかない体の異変が分かることがあります。
また、定期的に検査を受けると、自分の健康状態の管理や病気の早期発見、生活習慣病の予防に
役立てることができます。下記に少しでも当てはまる方は簡単にできる自宅血液検査を行ってみてください!

動脈硬化・心筋梗塞など
生活習慣病が気になるあなたに

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監修

医師: 塚田 紀理
株式会社HMCエデュケーション 代表取締役社長