ケア 
2018.02.05

冬の“乾き”ご用心!!

人間の身体と湿度には密接な関わりがあります。
梅雨どきにはジメジメしていることからイライラしたり、不快に感じたり、頭が痛くなったり・・・

冬は乾燥することから、お肌がカサカサしたり、体調を崩したりと・・・
そこで今回は、『 湿度 』に関するお話です。

湿度はどのくらい?

普段、私たちが“湿度”といっているのは、「相対湿度」で、水蒸気量とその時の気温における飽和水蒸気量との比を百分率で表したものです(単位:%)。
冬は空気が乾燥している季節ですよね。その上、お部屋の中で暖房などを使っていると、空気はますます乾燥してしまいます。最適な湿度とは、40~60%ぐらいですが、冬は加湿などしていない場合、だいたい30%前後になっているようです。もちろん、場合によってはそれを下回っていることも・・・

ご家族の健康管理のためにも、室温計を用意し、快適な湿度を保つよう心がけてみませんか?

ちなみに、天気予報などで耳にする「乾燥した(乾いた)空気」とは、湿度が低い空気で、目安として湿度がおよそ50%未満の状態を表しているとのことです。

湿度が低いとどうなるの?

①風邪をひきやすくなる

乾燥した空気の中では、ウイルスが生存しやすくなります。
海外の研究データで、気温22度で湿度20%の時、ウイルスの生存率は66%、同じ気温で湿度が50%に高まると4%しか生き残らないという報告があります。
また、空気が乾燥すると鼻やのどの粘膜も乾燥するため、細菌に感染しやすく、炎症を起こしやすくなります。
このようなことから冬は、風邪やインフルエンザ、アレルギー症状が出たり、喘息が起こったりします。

②血流が悪くなる

人間の身体は60~70%が水分だといわれています。
その水分量が減ると、血液が濃くなるため血流が悪くなります。
冬に、脳梗塞などが増えるのは、冷えによる血圧の急変だけではなく、水分不足の影響も考えられます。また、冷えに対して弱くなる、むくみ、頻尿、関節痛、胃があれるなど様々な症状が生じてきます。

③お肌がカサカサする

お肌の角質層の水分は、乾燥などの影響で蒸発しています。
皮脂は、水分が蒸発するのを防いでくれる役割がありますが、乾燥すると皮脂も出にくくなるため、カサカサや湿疹、かゆみなどの原因になります。乾燥したお肌をそのままにしておくと、ますます新陳代謝が悪くなり、お肌の老化につながるので要注意です。

冬も潤いを保ちましょう!

■室内の加湿をしましょう

やかんや鍋でお湯を沸騰させたり、浴槽に湯をはりドアを開けておくなど、適度な水蒸気が得られるように工夫しましょう。また、最近はいろいろな加湿器が市販されていますので、それらを利用するのも良いのではないでしょうか。
ただし、湿度が70%以上になるとお部屋にカビが発生し、アレルギーの原因になります。また、加湿器のタンクに水を入れたままにしておくとカビなどが繁殖し、過敏性肺炎などになることもあるようですので、タンクの水はこまめに取替え、洗浄し、清潔にしておいてください。

■室内の温度はあげすぎない

部屋の温度が高くなると、空気はますます乾燥し、直接暖房の送風があたると身体が余計に乾燥してしまいます。
寒いからといってエアコンの温度を高くしすぎるのは控え、20度前半を保ちましょう。
また、同じ温度でも湿度が保たれているほうが暖かく感じるので、温度と湿度をあわせて管理するのが良いようですね。

■積極的な水分摂取

暑いと水分補給も頻繁ですが、冬は体表から水分が発散しやすいにもかかわらず、かなり乾かないと、水分不足が実感できないようですので、積極的に水分をとるように心がけましょう。
ただし、お茶やコーヒー、アルコールなどは利尿作用が働いてしまいますので、“お水”をしっかり飲みましょう。
とはいえ、冷たい物をガブ飲みするのではなく、温かい物をこまめにとるように心がけたほうが良いですね。

■お肌のお手入れ

外気に直接ふれることが多いお顔は乾燥しやすくなりますので、外出時には、マフラーやマスクなどで顔を覆うようにしましょう。
入浴や洗顔の際には、熱いお湯をさけ、ゴシゴシと強く拭かないようにしましょう。また、入浴後には、保湿クリームなどで、十分な保湿をしておきましょう。

 

免疫力を高め、皮膚のキメを整えるためにも、乾燥を防ぎ、水分を補うだけではなく、規則正しい生活/栄養バランスの良い食事/適度な運動などにも心がけましょう!

最後に・・・

冬になるとすぐトイレに行きたくなる・・・そのくせあまり出ない・・・という経験をした方は、多いのではないでしょうか!? そのため水分を控えてしまっていませんか? 実は逆効果です。
これは身体の水分量が少ないために尿の成分が濃くなるので尿があまりたまらないうちに尿意がおこります。放っておくと残尿感が出たり、むくんだりしますので、上手に水分をとってあげて、早いうちに治しましょう。

監修

出展: 一般財団法人日本予防医学協会
URL:https://www.jpm1960.org/